電気会社によって電気代はどれくらい変わる?電気代が決まる仕組みから選び方まで紹介!
一人暮らしを始めると、毎月かかる固定費が気になる人も多いと思います。その中でも意外と差が出やすいのが「電気代」です。
最近では電力自由化によって、さまざまな電気会社や料金プランを選べるようになりました。しかし、
- 何が違うのかわからない
- 結局どこが安いの?
- 自分にはどのプランが合う?
と迷ってしまう人も多いと思います。
今回は、電気代が決まる仕組みから、電気会社・プランごとの違い、どんな人にどのプランがおすすめかまでわかりやすく解説します。
- 電気代はどうやって決まる?
- 電気会社によって何が違う?
- 電気料金プランの違い
- どんな人にどのプランがおすすめ?
- 電気会社を選ぶときの注意点
- まとめ
電気代はどうやって決まる?
まず、電気代は主に以下の3つで決まります。
① 基本料金
毎月固定でかかる料金です。
契約アンペア数によって変わり、
- 20A
- 30A
- 40A
など、契約容量が大きいほど高くなります。
一人暮らしなら30Aが一般的です。
② 電力量料金
実際に使った電気量によって決まる料金です。
つまり、
電気をたくさん使うほど高くなる
ということです。
特に電気代が高くなりやすいのは、
- エアコン
- 電子レンジ
- ドライヤー
- IHコンロ
など消費電力が大きい家電です。
③ 燃料費調整額・再エネ賦課金
燃料費調整額
燃料費調整額は、火力発電に使う燃料価格の変動を電気料金に反映する仕組みです。
電力会社は、主に以下の燃料を使って発電しています。
- LNG(液化天然ガス)
- 石炭
- 原油
これらの価格が上がると、発電コストも上昇します。その分を電気料金に上乗せ、または値下げして調整するのが燃料費調整額です。
再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)
再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを普及させるために、電気利用者が負担しているお金です。
日本では「FIT制度(固定価格買取制度)」によって、電力会社が再生可能エネルギーで作られた電気を一定価格で買い取っています。
その費用を、全国の電気利用者で負担しているのが再エネ賦課金です。
| 項目 | 燃料費調整額 | 再エネ賦課金 |
|---|---|---|
| 内容 | 燃料価格の変動調整 | 再エネ普及のための負担金 |
| 金額 | 電力会社や市場で変動 | 国が毎年決定 |
| マイナスになる? | なる場合がある | 基本的にならない |
| 電力会社ごとの差 | ある | 全国ほぼ共通 |
電気会社によって何が違う?
現在は、
- 地域電力会社
- 新電力会社
の両方から選べます。
地域電力会社
例えば、
- 東京電力
- 関西電力
などです。
特徴としては、
- 安定感がある
- プランがシンプル
- サポートが充実
というメリットがあります。
一方で、料金は特別安いわけではない場合もあります。
新電力会社
そして、最近増えているのが新電力です。
例えば、
- Looopでんき
- 楽天でんき
- オクトパスエナジー
などがあります。
特徴としては、
- 基本料金0円プラン
- ポイント還元
- 特定時間帯が安い
など、独自サービスが多いです。
ただし、
- 料金変動が大きい
- プランが複雑
- 値上げリスク
といったデメリットがあります。
電気料金プランの違い
主に従量電灯プランと基本料金0円プランがあります。それに合わせて電気を使う時間帯によって価格が変動するプランもあります。
従量電灯プラン
従量電灯プランは最も一般的なプランで
基本料金+使った電力量料金の組み合わせで決まります。
例えば、東京電力 の「従量電灯B」では、2026年5月時点で以下のような料金になっています。
| 契約アンペア | 基本料金(月額) |
|---|---|
| 10A | 約312円 |
| 20A | 約624円 |
| 30A | 約935円 |
| 40A | 約1,247円 |
さらに、使用量に応じて電力量料金が加算されます。
| 使用量 | 1kWhあたりの料金 |
|---|---|
| ~120kWh | 約29.8円 |
| 120~300kWh | 約36.4円 |
| 300kWh超 | 約40.49円 |
また、新電力会社であるオクトパスエナジーのグリーンオクトパスプランと地域電力会社である東京電力の従量電灯Bプランを比較するとオクトパスエナジーのほうが安いことがわかります。
| 区分 | オクトパスエナジー | 東京電力(従量電灯B) |
|---|---|---|
| 基本料金30A | 885円 | 約935円 |
| ~120kWh | 20.62円 | 29.80円 |
| 121~300kWh | 25.29円 | 36.40円 |
| 301kWh~ | 27.44円 | 40.49円 |
基本料金0円プラン
基本料金0円プランは、その名前の通り
毎月固定でかかる「基本料金」が0円
になっている電気プランです。
その代わり、
- 1kWhあたりの電気料金が高め
- 市場価格連動型になっている
ケースが多いです。
市場価格連動型とは、電気の市場価格に合わせて電気代が変動するプランのことです。
通常の電気プランでは、1kWhあたり○円という料金がある程度固定されています。
しかし、市場価格連動型では、電気を仕入れる価格が高くなると、利用者の電気代も高くなるという仕組みになっています。
例えば
- 夏の猛暑
- 冬の寒波
- 燃料価格高騰
では市場価格も上がりやすくなります。
一方で
- 深夜
- 春・秋
- 電力需要が少ない時間帯
などでは料金が下がることがあります。
楽天でんきは、基本料金0円プランで有名です。
東京電力エリアでは、
- 約36.85円/kWh
関西エリアでは、
- 約33.98円/kWh
程度が目安になっています。
どんな人にどのプランがおすすめ?
一人暮らしで電気使用量が少ない人
おすすめ:基本料金0円プラン
理由:使用する電気量が少ないほど基本料金の影響が大きくなるので、1kWhあたりの電気 料金が高めだとしても基本料金がかからないプランのほうが安くなるから。
- 家にいる時間が短い
- 自炊が少ない
- エアコン使用が少ない
といった人は恩恵を受けやすいです。
電気使用量が多い人
おすすめ:従量電灯プラン
理由:基本料金0円プランは1kWhあたりの電気料金が高いため、基本料金がかかるとしても1kWhあたりの電気料金が低い従量電灯プランのほうが、結果的に安くなるから
在宅ワークなどでエアコンやパソコンを長時間使う人は、従量電灯プランの方が安心です。
電気会社を選ぶときの注意点
自分の電気使用量を把握する
よくこの電気会社が安いという広告などを見かけますが、どの会社のどのプランが安く済むかは自分の電気使用量、生活スタイルによって変わります。
自分がどれくらい電気を使うか、どの時間帯によく電気を使うかを把握してそれに合った電気会社を選ぶことが重要です。
解約金を確認する
一部プランでは、
- 解約金
- 契約期間縛り
があります。
特に引っ越し予定がある人は注意が必要です。
まとめ
電気代は、
- 基本料金
- 使用量
- 燃料費
などによって決まります。
そして、プランには従量電灯プランと基本料金0円プランがあります
大切なのは、
「一番安い会社」を探すより、「自分の生活に合うプラン」を選ぶこと
です。
一人暮らしなら、電気使用量や生活時間帯によって最適なプランはかなり変わります。毎月の固定費だからこそ、一度見直してみると節約につながるかもしれません。
